配信の設定には5つの要素があります

  1. カメラ/動画シグナル
  2. マイク/オーディオシグナル
  3. 動画キャプチャー/変換
  4. エンコーディング
  5. インターネット接続

いくつかのストリーミングオプションでは、単一のデバイスにこれらの要素のいくつかまたはすべてを組み合わせます。例えばスマホを使って配信をする場合、スマホにはすでにこの5つの要素が内蔵されています。より高度な配信設定の場合、ニーズを満たすためにこれらの要素を合わせて使用する必要があります。

配信設定

基本オプション

配信に必要な機能は、モバイル端末やラップトップのように、1つのデバイスに全て内蔵されています。

高度なオプション

カメラやエンコーダーなど必要なツールをそれぞれ用意し、ビデオ制作と配信ワークフローに使用することで、優れた柔軟性を得ることができます。

1. カメラ/動画シグナル

全ての配信は動画イメージのキャプチャーから始まります。このプロセスはシンプルにモバイル端末やラップトップなどに内蔵されているカメラから、またはプロ用カメラやビデオスウィッチャーの出力シグナルからキャプチャーします。

動画ソース

基本設定

モバイル端末やラップトップの内蔵カメラ、USBカメラ(例)Logitech C920

高度な設定

アナログ、HDMI や SDIカメラ、ビデオスウィッチャーの出力、ビデオキャプチャーインターフェース

2. マイク/オーディオシグナル

オーディオ問題解決ステップを参照してください。

明瞭な音声をキャプチャーして適切な音量で配信をすることはとても重要です。モバイル端末やラップトップの内蔵マイクは、音源が内蔵マイクの近くにある場合は効果的ですが、通常音源の近くに設置できる外付けマイクやPAシステムサウンドボードから直接取り込むのが理想的です。これにはいくつかの方法があります。カメラに直接音声を録音し、その音声を動画シグナルに埋め込み、またエンコーダーに供給します。または、コンピューターの音声入力、キャプチャーカードからの音声入力、USB音声インターフェースから音声をエンコーダーに入力します。

音声ソース

基本設定

カメラ、モバイル端末、ラップトップの内蔵マイク

高度な設定

外付けマイク、オーディオミキサーにルートされた音声やカメラ、コンピューター、ハードウェアエンコーダーに供給された音声

3. 動画キャプチャー/変換

プロ用カメラやスウィッチャーからのビデオフィードを使う、またはエンコーダーハードウェアではなくコンピューターのソフトウェアエンコーダーを使う際、キャプチャーボックスやデジタイズするためのカードを付け加える必要があります。そしてソフトウェアのエンコーダに認識させるため動画シグナルを変換しなくてはなりません。ですが、モバイル端末やコンピューターの内蔵カメラ、USBカメラ、または専用ハードウェアエンコーダーを利用する場合は、追加のキャプチャーデバイスは必要ありません。

キャプチャー

基本設定

モバイル端末やコンピューターの内蔵カメラやUSBカメラを利用する場合は、追加のキャプチャーデバイスは必要ありません。

高度な設定

プロ用カメラを使う場合、キャプチャーインターフェース内蔵のエンコーダーやコンピューター用にキャプチャーカードやボックスを購入する必要があります。

4. エンコーディング

エンコーダーを使用することにより動画シグナルを取り込み、お使いのインターネット接続に適切なフォーマットに圧縮、それをサーバーに送ることができます。多くの配信設定では、エンコーダは放送やスイッチングソフトウェアと統合されています。例えば、モバイルアプリ、ウェブブロードキャスターには全てエンコーダーが内蔵されているので、別のエンコーダーは必要ありません。プロ用のビデオ設定では通常、エンコード用のソフトウェアやハードウェアとは別にキャプチャーとスイッチング用のソフト/ハードウェアが使われます。

5. インターネット回線

推奨エンコード設定とインターネット接続環境を参照してください。

インターネット回線は配信を成功させるために重要な要素の1つです。ハイクオリティーなインターネット帯域幅がないと配信はできません。

  • 配信を始める前に、配信時に使用するインターネット回線のアップロード速度を計測しましょう。
  • アップロード速度を確認したら、その速度を参考にエンコーダーのビットレートを設定します。50%以上の帯域幅を使わないよう設定します。

  • 低解像度の配信設定は、最低600-800kbpsアップロード帯域幅で足ります。

  • 中解像度の配信設定は、少なくても1.5Mbpsアップロード帯域幅必要です。

  • 高解像度・HD配信は4Mbps以上のアップロード帯域幅が必要になります。

他社のエンコーダーや配信のクオリティを高めたい場合は帯域幅を確かめ、それに応じて正しいビットレートを設定する必要があります。

インターネット

基本オプション

4GやWiFiなど利用可能な接続

高度なオプション

ライブ動画配信の目的のみに使用できるインターネット回線のモデムにケーブルで接続

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