ライブ配信を行う際、配信の接続または接続状態を維持することが出来ないなど、接続に関する様々な問題に直面することがあります。ここでは一般的な接続問題に対してのトラブルシューティングをご紹介します。

サーバーとの接続が切断されました

エンコーディングコンピューターと IBM Video Streamingの間の接続が途切れると、このエラーメッセージが表示されることがあります。この問題が発生する原因の多くは、無線インターネット(Wi-Fi)接続を使用して配信を行なっている場合、またはアップロード速度が十分ではない接続を使用している場合です。 

インターネット接続のアップロード速度が遅すぎる可能性があります。クオリティの高い配信を行うには、3〜8Mbpsのアップロード速度を推奨します。また、他の人が同じインターネット接続を使っていないことを確かめてください。同時に何人もの人が同じ Wi-Fi を使うと、配信に必要な帯域幅が足りず配信に障害が起きます。

理想的な配信のビットレートは、使用するインターネット接続のアップロード帯域幅の50%またはそれ以下に設定されている状態です。

お使いのエンコーダーで設定している値でスムーズな配信ができない場合は、使用するインターネット接続上で配信がスムーズになるまで、エンコーダーの設定を低い値に調整しましょう。

配信が途切れがち

可能性のある原因:

  1. 帯域幅:お使いのインターネット接続のアップロード速度が遅すぎる可能性があります。https://www.speedtest.net/ 等でアップロード速度を確認しましょう。 クオリティの高い配信を行うには、3Mbps 以上のアップロード速度をお勧めしています。また、他の人が同じ接続を使っていないことを確かめてください。同時に何人もの人が同じ Wi-Fi を使うと帯域幅が足りず、配信に障害が起きます。理想的な配信のビットレートは、使用可能なアップロード帯域幅の50%以下に設定されている状態です。(例:使用するインターネット接続のアップロード速度が3Mbps ある場合、配信のビットレートは、1.5Mbps 以下に設定する必要があります。)
  2. CPU 使用率CPUの使用率が高過ぎるとコンピューターの動作が遅くなり、そのため配信が途切れがちになります。これは配信のクオリティが下がるだけではなく、視聴のクオリティをも下げてしまいます。CPU 使用率を下げるためには、配信を行うことに関係ないプログラムは全て終了しましょう。バックグランドで起動しているプログラムを全て終了することで、CPU スペースが解放されます。
  3. 大きなファイルの動画を再生、HDビデオのエンコーディング:もし動画ソースがHDビデオクリップのようなとても高い解像度だと、コンピューターがこれをエンコードするのに長い時間がかかったり、処理することができなかったりすることがあります。その場合は、ビデオクリップをダウンコンバート(解像度/動画サイズを縮小、HDをSDに変換)や、ソースビデオを圧縮したり、ビットレートフォーマットを低くすることにより、コンピューターの負担が軽くなりビデオの再生やエンコーディングがスムーズになります。

指定されたIPアドレスでRTMP/フラッシュサーバーに接続できない

IBMVideo Streaming に接続できない時、このようなエラーメッセージが表示されることがあります。この原因は、インターネットの接続が切断された、または最初の接続の試みが失敗した可能性があります。お使いの接続と IBM Video Streaming の間には多くのサーバーが介入しているので、これはよくある可能性です。

最善の方策は接続を何度か繰り返し試みることです。時には5回以上試さなくてはならいこともあります。何度試しても接続できない場合は、インターネットのアップロード速度を確認し、ビットレートがその帯域幅の50%以下に設定されていることを確認してください。

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