十分な帯域幅(アップロードスピード)は安定した配信を成功させるために一番大切な要因です。配信時、全ての放送にはローカルネットワークに送られる一定の大きさのデータがあります。そのデータはキロバイト/メガバイト(kilobits/megabits)で測定されます。この速度は、大概安定した値になることはありません。高くなったり低くなったりと電波パターンを刻々と変動します。これらのビットレートを送信するためのスペースも同様に変動します。これらの速度は波のようです。送り込んでいるビットレートの波が可能なネットワークスペースの波を越えてしますと、配信が途切れがちになったり、切断されたりと支障が出てきてます。
Ustreamプロデューサーでは配信に支障が出るほど帯域幅が落ちた場合に警告する機能を提供しています。アップロード帯域幅がビットレートを送信するのに十分な場合は、帯域幅メーターの5本のバーが緑になります。ですが送信ビットレートが帯域幅を超えると緑のバーが暗くなり、最後には配信不可能なことを示すシンボルが表示されます。このメーターが4本以下になると帯域幅が回復しない限り配信が切断される可能性出てきます。
もしこのような帯域幅の問題が生じた場合、いくつかの解決法があります:
- 配信のクオリティを下げる
- WiFi接続ではなくハードワイヤーイーサネットの接続を確保
- 配信に使っている接続を他の誰も使っていないことを確認
- インターネットプロバイダーに問い合わせる
- プロバイダーが十分なサービスを提供できない場合はプロバイダーの変更を考慮
低い帯域幅の可能な原因/スピードテストで十分な帯域幅を示しているのに切断される原因
スピードテストで十分な帯域幅を示しているのに切断される、ビットレートを帯域幅より低く設定しているのに低帯域幅の警告が出る、途切れる、切断される。このような場合は以下の状態が考えられます:
- ネットワークが共有されている
- ローカルネットワークがWi-Fiや3G/4Gによって接続されている
- インターネットサービスプロバイダーが帯域幅調整を行っている
ネットワークが共有されている
多くの場合一般のネットワークを使用していることと思います。スピードテストを事前に行い良い結果が得られたとしても、ネットワークの状況は変動します。テスト時にはネットワークを一人で使っていたとしても、配信中に他のユーザーが同じネットワークを使ってしまうと可能帯域幅がそれに乗じて落ちてしまいます。例えば、会社のオフィスに誰もいなくなってからスピードテストをし、100Mbps アップロードの速さだったとします。これはHD配信をするのに十分な速さです。ですが、次の日のオフィス勤務時間に100の人が同じネットワークを使っていたとします。100人が100Mbpsのネットワークを使用すると、配信い使えるのは1Mbps程度になってしまいまい、HD配信には足りません。
ローカルネットワークがWi-Fiや3G/4Gによって接続されている
Wi-Fiやモバイル接続を使って配信することが不可能な訳ではありません。また、状況によってはそれらの接続を使わざる得ない場合もあると思います。ですが高品質で安定した絶対的な配信にはお勧めできません。それらのネットワークはよく切断され、また通常共有されているからです。Wi-Fiやモバイルネットワークは常に変動しておりバーストがよく起きます。バーストとは、データがスペースを交えて大きな塊として送信されることです。このためスピードテストでは最適な結果が得られたとしても、実際には十分で安定したスピードが得られないことがあります。
スロットリング - インターネットサービスプロバイダーの帯域幅調整
インターネットサービスプロバイダーは定期的に普通より大きなデータを送信しているIPアドレスを探しています。ライブ配信動画や音声は、非常に重いデータを使用します。データの大きな使用料が時々プロバイダーの注目を引きます。非常に大きなデータの送信が注目されると、プロバイダーがインターネットを切断したり、ネットワークの帯域幅を調整(スロットル)します。このため帯域幅が落ち上記の悪影響を及ぼします。